地球温暖化や花粉症、地域産業の活性・・・私たちは共通の問題を多く抱えています。それらは複雑に絡み合い、ひとつだけが解決されるものではありません。しかし逆を言えば、ひとつひとつが良い方向に進めば他の問題も良いサイクルに導くことが出来る可能性があるといえます。
弊社はこれまで携わってきました業種的観点から、国内森林資源の活用問題を良い方向に進める方法のひとつとしてスギの薪を積極的に生産・販売し、多くのお客様にスギの薪をお使いいただくことを目指すことにいたしました。
日本国内には戦後の国策によって膨大な面積の人工林が形成、蓄積されています。これら人工林はすでに素材生産などの利用時期を迎える樹齢に成長し、スギはその中でもかなりの割合を占めています。スギ・ヒノキは建築用途を中心に順調に流通させるために様々な努力と工夫がなされています。
しかし、国産材の需要は外材の供給におされ、国内人件費の高騰、後継者不足などの理由と重なって本来思い描いていたサイクルでうまく循環しにくい現状となっています。
薪クラブでは出材されるスギを無駄なく利用する目的で素材生産では使いにくい部分を中心に燃料用薪の生産と販売を行っています。
スギ薪の利用は森林の保全や温暖化対策、地域の雇用促進、産業活性化などに繋がる重要な役割を果たします。
薪は木質バイオマスエネルギーのひとつで、石油などの化石燃料とは異なり環境に対してニュートラルな存在です。薪になる樹種は様々で、人気のナラ・クヌギ・カシをはじめとする広葉樹が代表的です。対してスギ・ヒノキなどの針葉樹は暖炉や薪ストーブのユーザーからは敬遠されがちなのが現状です。
敬遠される理由は主に煤(すす)やタールが多くストーブのガラスが汚れやすい、煙突にそれらが付着して良くない、燃費に劣る、などの理由があげられます。しかしこれらは薪自体の乾燥と価格、それとお客様の少しの工夫でほとんど解決できるものです。
広葉樹とスギを併用していただくことで、トータルの燃料費を抑えることができます。着火性能と発熱量に優れるスギを焚き始めに使用し、炉内の温度が上昇してから広葉樹の薪を投入していただくと着火作業がスムーズになります。スギの薪を広く普及させるために価格も他の樹種の薪に比べて安価に設定しています。是非スギの薪をお試しください。



