スターリングエンジンを応用したストーブファン
電気を必要としないストーブファンです。ストーブの熱を回転運動に使用し、熱があれば永遠に回り続ける夢のエンジンを使用。ストーブにファンを併用すると暖房効率がアップします。
この商品は2008年、ストーブトップのスターリングエンジンを利用したファンとして初めて日本国内で導入されました。 ストーブトップに置くことによって作動するファンが従来から存在しました。これら従来品は、ペルチェ素子式発電によりモーターを回転させる方法です。
『ヒートウェーブ』および『ウィスパーGP』は外燃機関である「スターリングエンジン」を利用しておりますので、熱冷差が直接ピストン運動エネルギーに変換されるため、回転トルクが格段に大きくなっております。
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薪ストーブのストーブトップに |
ペレットストーブや石油ストーブに |
※ストーブの構造によって、ファンを設置する場所が規定温度に達しないものがございます。その場合、ファンは作動しませんのでご注意ください。お使いのストーブトップの温度を事前に測っておくことをおすすめいたします。
ストーブファンの使用方法と注意
ストーブの上に置くだけです。ファンヒーターやエアコンの上ではありません。あくまで直接炎が見えるストーブ類で、薪ストーブやペレットストーブ、等の高温ストーブの熱い鉄板の上に置くだけで、作動温度到達後、手で押しますと回転を始めます。
ストーブ上部で平坦な場所を探します(右写真参照)。その場所の上に本器を置きます。本器の土台温度が上昇した時点で、時計反対方向に羽を押しますと回転を始めます。回転速度は温度が低いと遅く、高温になればなるほど早く回ります。やかんやフライパンをご利用の場合と同様ストーブの上に置いている場合は手で触れません。
使用途中で運転を止めたい場合は高温に耐える保護手袋で本体上部の取っ手で持ち上げますが、置き場所はコンクリート等の温度に影響されない場所を選ばなければなりません。〈ストーブの高温熱と同様に直接人体が触れてはなりません〉。何らかの理由で羽に物が当たり、回転が停止した場合、再度羽を時計反対方向に押し再スタートしますが、羽も高温でやけどの危険がありますので絶対の注意が必要です。ストーブを消しますと、温度低下で自然に停止します。
保守について
通常の使用状況では保守の必要はありません。しかし長年使用後ホコリの多い場所では上下運動軸やクランクに汚れがこびりつき、回転が低下する場合があります。この様な場合、本器が室温で、〈高温でない〉やけどの恐れが無い時に、羽背前後の汚れを先ず綿毛の無い布で清掃します。次に機械付属の、高品質の低粘度潤滑油(高温使用、蒸発成分無し、残存成分無し)(例えば時計油)を綿棒で極少量給油します。
防錆潤滑剤として有名なWD-40は蒸発し残留物質は軸への接着を起こし反って害となります。給油場所は左図の主軸、クランク軸回転ベアリング部のみです。ピストン軸はグラファイト製で自己給油性能を有し、決して、給油は行なわない事。本製品はステンレス、アルミ、銅、グラファイトで構成され、回転運動の為の部品の組み立ては、熱膨張率に従って、組み立てられ、微調整され出荷されます。 従って、ユーザーが分解、組み立て後では動作しません。 ご自分で分解修理は不可能です。 分解された場合は保証対象外となります。
※給油説明書が商品に付属しています。
ファン無しの温度分布
ファン作動後の温度分布
付属の潤滑油を使用
スターリングエンジンについて
スターリングサイクルエンジンは1816年、スコットランドの26歳の大臣 ロバート スターリング氏により特許が取得されました。彼の最初の提案は工業での石炭の加熱消費を抑える節約装置の考案で、最終的に蒸気エンジンより、更に安全かつ効果的な代替エンジンとしてスターリングエンジンを完成しました。当時蒸気エンジンの爆発事故が多く、このエンジンはその危険性がまったくなく、小馬力を与えてくれる機械装置と知られるようになり、当時小さなポンプとして灌漑や動力モーターとして広く使用されました。
20世紀に入りジーゼルエンジン、ガソリンエンジン等の内燃機関が広まり、より高い馬力の得られる時代にはこのスターリングエンジンはその役目を終える事となりました。1937年オランダのフイリップ社は真空管ラジオの電気源として、このスターリングエンジンを発電機として開発し、静かで、汚れのない発電装置を作りました。
1960年後半から1970年の初めには,フォード社、GM社、スエーデンスターリング連合社等大企業は自動車エンジン開発用にフイリップス社よりライセンスを取得しました。アメリカ政府は資金1千万ドルを国家プロジェクトとしてエンジン開発に投資する事となりました。

スターリングエンジンの原理と動作
スターリングエンジンの原理はある量のガスが加熱された場合(通常空気ですが時にはヘリューム、水素も)膨張しその体積が増加します。そのガスが密閉容器に入れられた場合容器内の圧力は高まります。冷却されるとガスは収縮し、体積は減り、圧力は低下します。実際のエンジン構造では一個の容器を加熱冷却する事は効率が悪いので、容器を2個準備し、片方は、加熱、一方は冷却とし、ガスはその間を往復する構造となります。ピストンと容器の間はそうきつくなく、必要な隙間を開け、逃げた空気が一方から他方に動き安く、往復運動を可能にしています。ガスの圧力の増減がピストンに取り付けられたクランクシャフトの往復運動となり、90度の角度で円運動に転換されます。
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