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DURAFORNOロゴ

大谷石2段石窯「デュラフォルノ」 

小規模カフェ、イタリアン向けの小型本格2段石窯としてデザインしました。従来の大谷石2段石窯(ジョコフォルノ)をベースにした屋内運用可能な石窯です。  


(仕様)
 サイズ:幅750×奥行950×高さ1,330mm
重量:約1,200kg 材質:大谷石、ムライト質耐火レンガ(本体)
お客様組立商品
補強:カスガイ、鉄筋
価格880,000円(税別価格800,000円)※輸送費別途
天板オプション:
ドライカーボン板 88,000円(税別価格80,000円)
大谷石天板 77,000円(税別価格70,000円)
納期:45日程度(受注生産)



理想のクラウチング構造仕組み図

ピザ窯の理想「クラウチング構造」と2段階の蓋を採用。

窯内の天井付近に熱を滞留させ、溢れ出るものを排気する「クラウチング構造」はピザ窯の理想的な構造です。デュラフォルノは煙突と組み合わせることで「クラウチング構造」を高いレベルで機能させることができます。また、上段は内蓋・外蓋の2段階構造とすることで空気調整や温度維持など幅広い応用ができます。


上段の「内蓋」「外蓋」構造

上段内蓋・外蓋構造

薪をしっかり焚く際は外蓋をコントロールして給気量の調整や室内への煙の漏れを防ぎます。グリル料理やパンの焼成など一定時間の温度維持には内蓋を使って温度をコントロールします。




新旧2段石窯の上段高さ比較図

上段天井をより低く、熱滞留の効率を上げました

上段炉床と天井との距離を縮め、滞留熱がより効率良く炉内に行き渡るようにデザインしました。滞留高さの減少を最小限に押さえるために開口部の形状はアーチデザインからフラットへデザインへ変更しました。これにより石窯の温度作りの時間短縮と燃料消費量を抑えることができます。また、温度低下後からの復帰時間も短縮できます。




炉床加工詳細図

上下段の炉床は高強度のムライト質耐火レンガを採用

2段窯の炉床は最も耐久性が求められる場所です。この重要な部分に高い耐久性と表面の滑らかさを合わせ持ったムライト質耐火レンガを採用し、食材をより衛生的に調理するとともに、業務用の使用にも耐えるようにしました。更に下段炉床は隙間が開いてしまっても灰や火の粉が真下に落ちないように切り欠き加工で対策し、より安全に運用していただけます。



ムライト質レンガイメージ

また、食材と直接触れる場合もある火床は大谷石の特性として小石、砂状の剥離が防げません。特にピザピールやスキレット等の硬い素材と触れることで口腔への「危険物」である小石砂が発生します。業務用としてこれを事前に防ぐために火床用素材としてムライト質レンガを採用しました。



コンクリート平板設置図

2段窯として使用する際、下段で焚く薪の炎に上段火床は常にさらされ続け、必要以上に高温になる傾向があります。これを緩和するために上段火床直下に空気層を設け、耐火コンクリートの平板を敷くことで炎の直撃を避ける構造になっています。





石窯の1段と2段の切り替え図

石窯を分解することなく、1段使いと2段使いを切り替えられる

上段炉床奥のレンガを動かすことで、燃費効率と直火距離を重視した1段使い(上段のみ使用)と調理スペース最大化を重視した2段使いが可能になりました。料理物や調理環境に合わせて使い分けることができ、バリエーションや運用効率が上がります。




煙突アダプター写真

汎用の煙突に接続可能なアダプターを標準装備


屋内運用では煙突を使って排気する必要があります。薪ストーブ等で一般的な150mm直径の煙突と接続可能なアダプターを装備していますので、設置計画が容易です。煙突に接続することで、強いドラフト(煙の上昇による吸引)が煙突内で発生し、力強い燃焼を助けます。短い煙突と煙突トップを組み合わせて屋外運用ももちろん可能です。

煙突へ排気が引き込まれる様子

石窯の前が熱くなりにくい

開口部が火事場のように熱くなりにくい構造です。

煙突と接続することで、煙突側に強く排気が引き込まれますので、石窯の前に漏れ出る熱気は少なくなります。上段外蓋を閉め、下段蓋をコントロールすると屋内への排気漏れを最小に抑えられます。運用上、安全上共に安心感がより高くなりました。






石窯パーツ分解図

積み上げるだけで完成。本体組み上げに特別なスキルは要りません

デュラフォルノは基本的にフラットで重量に耐える場所があれば、そこに積み上げるだけで出来上がります。施工の簡単さだけでなく、下から3段目までは鉄筋製ダボとカスガイを使って地震対策も考えられています。 万一、石窯を移設することになっても分解移設が可能です。(組立は成人男性2名以上でお願いします)






天板のバリエーション

天板はバリエーションから選べます

天板は3パターンからお選びいただけます。天板無しは天井部材に直接煙突アダプターを差し込みます。天井部材の隙間から排気漏れがあっても屋外で屋根付き運用であれば問題ありません。屋内運用では真上の排気漏れ対策として、部材同士の耐震結合と装飾を兼ねたドライカーボン板と、蓄熱アップを目的とした大谷石の天板をご用意しております。


天板のバリエーション





石窯の素材とその能力

大谷石について

栃木県の大谷町付近で産出する石材です。柔らかく加工が容易で外壁や塀などの建材として使用されてきました。耐火性、蓄熱性に優れ、石窯用材としても適しています。

届いたばかりの大谷石は濡れていますので、組み上げ後、内部の水分を飛ばすための空焼きは必ず行なってください。薪を焚くと石から水蒸気が出てきます。水蒸気が無くなれば空焼き完了です。
※個体によって、空焼きの際に内壁が部分的に破裂して剥がれることがありますが、大きな崩壊でなければそのままお使いいただけます。

デュラフォルノ仕様

サイズ

幅750×奥行800(950※)×高さ1,350(煙突含む)mm ※上段床のせり出しを含む場合
 上段:開口部サイズ/幅380×高さ140mm(アーチ最高部)、床面/幅570×奥行485/430mm(1段として使用時/2段として使用時)
 下段:開口部サイズ/幅310×高さ170mm、床面/最大幅510×最大奥行580mm

重量 約1,200kg
材質 大谷石(おおやいし)、ムライト質耐火レンガ 
使用燃料 薪(まき) ※炭だけでは運用できません。
内容物 本体部材(大谷石)、専用蓋3個(上段用内蓋、外蓋、下段用蓋)、補強用カスガイ、鉄筋、煙突口元、組み立てマニュアル
配送方法 パレット輸送(2パレット) ※お客様荷下ろし必要(大人男性2〜3名で手下ろし可能)
配達不可地域 沖縄県、離島
 その他配達困難地域
 ※上記以外でも大型車進入不可の場合は近隣にてお渡しまたは配達店引取り(心当たりの場合は事前相談必要)
その他 製造サイズ誤差プラスマイナス2mm(仮組してから出荷)、熱による石の膨張収縮有り
屋外、屋内使用可能(屋内使用の場合は本体からの排気漏れが大きい場合、目地等対策が必要になることがあります)



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